未来を創造する志と自主性に富んだスマートな人財を輩出し続ける志學館中等部・高等部。
これから志學館へ入学するあなたへのエールとして、「志學館で得たこと」を聞いてみました。
「繊細さは強さ」 変化を恐れず、
自分を言じて。
上片平健 第6期卒業生
横浜国立大学卒業
鹿児島テレビ放送(KTS)アナウンサー
「みなさんには夢はありますか?」いま学生の皆さんが生まれる前の1998年。当時、大学受験の真っ最中だった私は、気晴らしでふとつけてみたテレビ画面に釘付けになりました。そこに映っていたのは、長野オリンピック。スキー団体ジャンプで日本が金メダルに輝く瞬間でした。その中継を見て、「自分もこの感動を伝えられるようなアナウンサーになりたい!」と思ったことがアナウンサーを目指したきっかけです。運良く故郷でアナウンサーとして働くことになった私は、現在ニュースキャスターやスポーツ実況の仕事をしています。
今でこそアナウンサーとして伝える仕事をしていますが、高校時代は自己表現が苦手で、自己肯定感もどちらかというと低い人間でした。周囲の目を気にしすぎて、自分の思っていることをうまく伝えることができず悩んだ時期もありました。そんな時、時の担任の先生から「繊細さというのは強さだと思う」と声を掛けていただきました。「周りを見渡せる観察眼と、周囲を気遣える気持ちは武器になるんだよ」と。その一言で「自分をもっと出そう!」と思えるようになりました。
それから私はいま起きていることに興味を持ち、自分の意見を持つことを大事にするように努力しました。自分の思っていることを他人に伝えるということは、ときに勇気がいりますよね。それに考える材料となる知識や情報が必要です。だから今でも学ぶ姿勢は持ち続けています。
もし、「夢がないから何を頑張ればいいか分からない・・・」と思っている人がいたら、その時は具体的な職業ではなく、自分がこれからどんな人間になっていきたいのかを想像するといいかもしれません。どんなことでもいいので、身近な目標を持つことが大事だと思います。目標ができたら、その目標を達成するためのプロセスを描き、今やるべきことを明確にしていく。そしてその目標を達成することができたら、また次の目標へ。その積み重ねが、夢へと繋がると思います。
そして、大切なことがあります。それは仲間を見つけることです。自分一人では何もできません。他人と関わり、コミュニケーションを取ることが大事です。友達とたくさんの感情を共有して、色々な価値観に触れてください。志学館で多感な時期をともに過ごし、一緒に笑ったり泣いたりした仲間は、一生の宝物になるはずです。
知識や情報は様々なきっかけを運んできてくれます。どうか多くの人や物に触れ、夢を見つけて、それに向かって突き進む「強さ」を身につけてください。私も気付けば45歳。柔軟性は皆さんに到底及びません。凝り固まった大人に代わって、未来を担っていくのは皆さんです。これから出会う多くの人やコトからたくさんのことを吸収し、いつか夢に描いた素敵な未来を作ってください。
変化を恐れずに、自分を、じて。さあ、大きな一歩を踏み出そう!
挫折も力に。いつか感謝に変わるまで。
和田 真澄 第13期卒業生
鹿児島大学医学部医学科卒業
鹿児島大学病院 消化器外科医師
1999年4月、第一志望の高校に落ちた私は、小さな挫折のショックから抜け出せないまま、志学館高等部の入学式を迎えていました。
ですが、育った環境が違う友人達との新たな出会い、内部進学生がすでに高校1年の授業を終えていることへの驚きと焦り、極めつけは担任の先生の「夢(医師になること)があるなら、高校に落ちたくらいで落ち込んでいる暇はなーい!!」という少し無理やりな激励もあり、新鮮で刺激的な毎日のおかげで徐々に立ち直ることができました。
落ち込んで入学した割には、部活を含め、高校生活を存分に楽しみ、1年の浪人生活を終え、医学部に進学、現在、消化器外科医として日々研鑽を積んでいます。
医学の世界は日進月歩と言われますが、それを肌に感じます。消化器外科領域では10年前には保険診療にもなっていなかったロボット手術は今や日本全国どこでも行われ、自分も行う立場になるとは思ってもいませんでした。医師として働き始め、14年が経ちますが、患者さんにとって一番良い選択肢を与えられる医師になれるよう、今も自分の知識や手技を見直す毎日です。落ち込むこともありますが、高校で立ち直れた記憶は、時に自分を後押しする力になっています。
「努力は必ず報われる」とは思っていませんが、与えられた環境に感謝し、自分のできることをやり続けることはどこかで何かの役に立つと思って、日々を過ごしています。悩み多き学生生活をぜひ、楽しんでください!
社会で発揮!志學館での学びと絆。
上間 航洋 第22期卒業生
東京大学工学部・工学系研究科卒業・修了
ENEOS Xplora株式会社 クアラルンプール事務所勤務
「お母さん、上間くんは東大を目指せます。」
私は22期生として志學館を卒業し、東京大学工学部・工学系研究科を卒業・修了後、石油天然ガス開発会社に入社し、現在はマレーシアで働いています。
私が東大進学を具体的に意識するようになったのは、中学3年生の時に三者面談で担任の先生がおっしゃった冒頭の発言からだと記憶しています。中学・高校時代を振り返ってみると、他の学校にはない志學館の二つの特長が私を東大に合格させてくれたと感じます。
一つは生徒数が多すぎず、きめ細かな指導が行きわたることです。冒頭のような発言も担任の先生がよく生徒を見ていてくださり、一人ひとりを深く理解していたからこそだと思います。また、中高一貫であるが故のカリキュラムの進度の速さも魅力の一つです。
もう一つは自主性を重んじる校風です。志學館生は、「志學館生はスマートたるべし」という唯一の校則の下、学生生活を送ります。体育祭や文化祭などの行事は生徒主体で企画、運営されるため、自然と学年内の仲が深まります。こうした団結力は、団体戦の側面もある受験において大きな力となりました。
志學館の卒業生は日本全国、世界中で活躍しています。大学在学中には、年に一度開催される関東同窓会に参加し、そこで先輩方からいただいたアドバイスも現在勤務している会社に入社する一つのきっかけとなりました。皆さんともいつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。